井上尚弥に向けられたネリの“挑発”に隠された真意とは?


井上 尚弥(いのうえ なおや、1993年〈平成5年〉4月10日)は、日本のプロボクサー。神奈川県座間市出身。大橋ボクシングジム所属。現WBAスーパー・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級統一王者。元WBC世界ライトフライ級王者。元WBO世界スーパーフライ級王者。元WBAスーパー・WBC・I…
160キロバイト (20,800 語) - 2024年4月14日 (日) 13:28


井上尚弥は確かに強い選手ですが、ネリも自信を持って戦う姿勢は素晴らしいですね。挑発というよりも、お互いを刺激し合っているのかもしれません。

井上に敵地で挑むネリ。そんな悪童が発した挑発的な発言が波紋を広げている。(C)Getty Images、(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)は、来る5月6日に東京ドームで元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(メキシコ)との防衛戦を迎える。同会場でボクシングの世界戦が行われるのは、1990年2月11日にマイク・タイソンとジェームス・ダグラス(ともに米国)がヘビー級王座戦を繰り広げて以来の快挙だ。

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 文字通りの歴史的な一戦を前に緊張感が高まるなかで、“挑戦者”の言動が物議を醸した。現地時間4月9日に米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』のインタビューに応じたネリは、井上に対して強気な持論を展開した。

「彼の試合を見てきたが、過大評価されているように思うし、平凡な選手だと思う。少なくとも俺にはそう見える。判定勝ちを求めて日本へ行くわけじゃなく、KOを求めて日本へ行くんだ」

 さらに「イノウエは他の奴らと同じように普通の選手だ」とも切り捨てたネリ。歯に衣着せぬ発言が話題を集める“悪童”だけに、心理戦の要素を含めたトラッシュトークの一環なのだろう。しかし、世界的に声価を高める井上を「平凡」「過大評価」という辛辣な言葉で批判したことで、小さくない波紋を広げた。

 ただ、元世界王者からはネリの“狙い”は見透かされている。元世界2階級制覇王者ポール・マリナッジ氏は、米ボクシング専門YouTubeチャンネル『ProBox TV』で「セールストークの側面はあるだろう」とキッパリ。続けざまに「ボクシングでは明らかな“ミスマッチ”が起こってしまうことがある」と両者の実力差を指摘した。


 豊富な経験を持つ43歳は、こうも続けている。

「イノウエの場合、馬鹿げた階級上げでもしない限り、まともに勝負になる相手が本当にいないんだ。今回もそうだが、彼は別に『ベストな選択』を避けているわけじゃない。確かにネリは不利扱いをされているが、イノウエは強い相手から逃げてはいない。現状から考えられる『ベストな選択』をしたうえで、この下馬評なんだよ」

 挑戦者にとってシビアな評価を下したマリナッジ氏だが、「ネリは自分自身を信じる必要がある」と断言。実体験をふまえて、ネリの態度に理解を示してもいる。

「俺がコットと戦った時もそうだった。それまで彼の相手はどいつもこいつも『戦えて光栄です』っていうような良い子ばかりだった。でも、俺は違ったんだ。嫌われようが関係ないと思っていたし、あいつをぶちのめすつもりでいったんだ。まぁ……負けたんだけどさ(笑)。

 でも、相手が凄い選手なんだってことは分かっていたよ。ああいう発言は一種のメンタルゲームでもあるんだ。とにかく『俺はビビッてない』『敬意なんてクソくらえ』っていう態度も、ある意味でリスペクトなのさ。そうやって自分を奮い立たせないと勝てない。ネリはイノウエがそういう相手だって分かっているんだ」

 刺激的な言葉で己を奮い立たせるネリを、井上はいかに迎え撃つのか。東京ドーム決戦の行方から目が離せない。


[文/構成:ココカラネクスト編集部]


井上尚弥への“挑発”は敬意の裏返し? 元世界2階級王者がネリの言動を分析「イノウエには勝負になる相手がいない」


(出典 news.nicovideo.jp)